悪化する地球環境

悪化する地球環境

現在約60億人の世界人口が、2050年には約100億人になると予測されています。今、現在でも食料や水不足に苦しむ地域がたくさんありますが、人口増加により先進国でも深刻な状況に陥ることが予想されます。石油や石炭、天然ガスなどの天然資源の枯渇も時間の問題だと言われています。

また、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の濃度が、現在の360ppmから540〜970ppmになると予測されていて、これによって地球の平均気温が上昇すると、海面が上昇して低地が海面下に沈んだり、砂漠化する地域が広がったり、また大きな洪水や疫病の発生など、深刻な影響が未来の地球を脅かすことになります。

深刻化する地球温暖化

大気中の温室効果ガスの温暖化への影響
温室効果ガス(二酸化炭素)の濃度と量の推移

1990年代に入り、地球温暖化が人類をはじめとする生物界全体に深刻な問題をもたらすことが指摘され始めました。

地球温暖化とは、人間の活動が活発になるにつれて、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、フロンなどの「温室効果ガス」が大気中に放出され、地球全体の平均気温が上昇する現象です。

ところが、産業の発展や森林の開発が進んだことによって温室効果ガスが増加し、大気中に吸収される熱が増えたことにより、地球全体の気温上昇(温暖化)が進行しています。

気温が上昇すると、海面が上昇したり、気象メカニズムの変化によって異常気象が頻発する恐れがあり、生態系や生活環境、農業などへの影響が心配されています。

増え続けるゴミをどうするか

焼却施設や現在実施されている生ゴミ堆肥化処理施設と比較すると、自然発酵方式の生ゴミ処理システムは施設建設費(イニシャルコスト)を抑えることができます。また、処理設備がシンプルなのでランニングコストや施設のメンテナンスにかかる費用も安価で経済的です。さらに、生ゴミを燃えるゴミと分別して取り除くことで、従来の焼却施設でも燃焼効率が向上し、燃料費を削減したり、焼却炉の寿命を延ばすことにもつながります。

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温暖化とゴミ焼却

日本には1,800カ所以上のゴミ焼却炉がありますが、これは実に全世界の7割をしめる数で、たとえばイギリスには全土で7基しか焼却炉がありません。各自治体では一基何十億円、場合によっては百億円以上する焼却炉を建設して日夜ゴミを燃やし続けています。日本のゴミ焼却率は74%で諸外国と比較するとはるかに多いことがわかります。

ゴミの焼却によって発生する二酸化炭素が地球温暖化促進につながるほか、強い毒性を持つダイオキシンを発生させることが問題になっています。さらに燃やしてもゴミの12%は灰となって残り、その行き先がまた問題になります。

ゴミ処理方法の推移

各国のゴミ焼却の状況

燃やせばダイオキシン

1つの化学物質ではなく、223種もの「有機塩素化合物」を総称してダイオキシンと呼んでいます。炭素、水素、塩素、酸素といったごくありふれた元素でできているため、意図しなくても物を燃やしたりするだけで簡単に発生してしまう物質です。現時点で国内で発生しているダイオキシン類のほとんどは焼却・燃焼系からのものと見られています。

ダイオキシンは極めて毒性が強く、ごく微量でも発がん性、肝毒性、免疫毒性、生殖毒性があるといわれています。また、水には溶けず、脂肪に溶けるという性質があり、環境に排出されると長期間残留して環境汚染を引き起こし、人の体内に取り込まれるとなかなか排出されません。

家庭からでるごみの多くには、炭素や塩素が含まれています。そのゴミが、焼却されるときに温度が低かったり、酸素が不足していたりすると、不完全燃焼をおこしてダイオキシンのもとができてしまいます。ダイオキシンの発生を抑えるには、800度以上の高温で十分な時間をかけて燃焼することが必要ですが、生ゴミに含まれる水分が燃焼時の温度を下げ、ダイオキシンの発生に寄与するということが起こっています。

焼却時に塩化水素を発生してダイオキシン類を生成するのは、主に有機塩素化合物であると考えられています。廃棄物に含まれる有機塩素化合物としては、ポリ塩化ビニルなどの塩素化プラスチックが挙げられます。

ダイオキシンの流れ

ダイオキシンの発生を抑えるには

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